7±2数字記憶スパンテスト

No. 04

電話番号やカード番号を区切って書く理由

010-1234-5678、1234 5678 9012 3456。長い番号を3〜4桁ずつ区切って書く習慣は、ワーキングメモリの限界と深く関係しています。番号体系の実際の規格とあわせて整理しました。

長い番号は、ほとんどいつも何桁かずつ区切って書かれます。韓国の携帯電話番号は11桁を3-4-4で、決済カードの番号は16桁を4-4-4-4で印字します。規格が先にある場合もありますが、人が読んだり書き写したりするのにこの形が楽だというのが一番の理由です。

11桁を3つに

11個の数字をばらばらに保とうとすると、ほとんどの人の数字スパンを超えてしまいます。しかし010というなじみのある頭の部分と、4桁のまとまり二つとして見れば、覚える単位は三つです。Cowan(2001)が提案した「一度に約4つのチャンク」という範囲に収まります。頭の番号のように、すでに知っているまとまりが混ざっていれば、負担はさらに減ります。

番号全体の長さよくある区切り覚える単位
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韓国の携帯電話113-4-4 (010-XXXX-XXXX)3
決済カード(大半)164-4-4-44
アメリカン・エキスプレスのカード154-6-53
国際電話番号(E.164)最大15国番号 + 国ごとの区切り3〜5
IBAN(国際銀行口座番号)最大34文字(国によって異なり、英字を含む)4桁ずつ5〜9
ワンタイム認証コード63-3 またはひとまとめ1〜2

番号体系の実際の規格

区切りが防いでくれる間違い

数字を書き写すときによくある間違いは、1桁を書き誤ることと、隣り合う2桁を入れ替えてしまうことです。区切りがあれば「どのまとまりまで合っているか」を確かめながら照合できるので、間違いを見つけやすくなります。カード番号のルーン・チェックディジットは、1桁の誤りをすべて検出し、隣り合う2桁の入れ替えもほとんど(09↔90を除く)検出します。人の区切りと機械のチェックが一緒に誤りを防いでいるわけです。

番号を読み上げる・書き取るとき

  1. 読み上げる側は、まとまりごとに区切って読み、まとまりの間で少し間を置きます。
  2. 書き取る側は、まとまりごとに復唱するか、すぐに書き留めます。11桁を全部聞いてから一度に書こうとしないでください。
  3. 最後に、最初からまとまり単位で読み返して照合します。

このサイトの「一括表示」で11桁や16桁を実際に試すと、目が自然にまとまりを探していることが実感できるはずです。

出典:ITU-T Recommendation E.164 · ISO/IEC 7812-1 · ISO 13616-1 · Cowan (2001) Behavioral and Brain Sciences 24(1):87–114

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